40歳からの腸内改造
[2010-06-24]日本で急増している大腸がんのリスクや、その他の腸疾患について、日本の食文化の変化を中心に書き上げている本です。動物性たんぱく質(肉類など)の摂取の増加が、何かしら腸に影響を与えているのではないかと言う仮説をベースに、腸にやさしい食品や生活習慣などをわかりやすく説明しています。
その中で、カゴメと一緒に研究したラブレの説明もあり、日本で摂取が少なくなってきた植物性乳酸菌についても触れています。漬物や味噌汁などを食事で取る機会が減っていることも懸念事項とし、日本人にあったスタイルは昔ながらの和食中心の食生活だと言っています。このことは、他の本を執筆している医者や、ネット上の腸に関する情報なども共通する部分があります。
共感できない部分としては、個人的に、納豆が苦手なので、納豆を食べろと言われるとなかなか難しい(何度かチャレンジしましたが)こと。そして、ミルマグなどの水酸化マグネシウムの下剤で腸内環境をクリアするのには抵抗があります。
他の本と違うのは、オススメの食事まで細かく記載されていること。腸疾患は欧米に多いのですが、その中でも地中海地域に関しては少なく、魚中心の食事で、かつオリーブオイルなど植物性のものを好む習慣から、これがヒントになるのではないかとのこと。肉料理はほどほどにして、魚料理やオリーブオイルを使った料理(パスタやサラダなど)、そして日本の昔からの文化である発酵食品など、これら中心の食事にすることを推奨しています。
ただ、その中で食物繊維飲料としてファイブミニが参考例として書かれていましたが、これにはちょっと疑問です。まずは、炭酸飲料や糖分が腸にいいのかどうか。ガスを溜める元になってしまうのではないかという思いがあります。また、あの少量のドリンクでどこまで食物繊維が摂取できるのか。
まとめると、若くても腸の調子に不安のある人、そして本のタイトルの通り年齢的にこれから腸について考えてみようと思っている人にオススメの本です。本の内容を全部実行させることは難しいですが、少なからず日々の生活にすぐに取り入れることができるものもあると思います。
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